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意思決定にかかわる6人の登場人物とは?
今回は『意思決定のメカニズム』のお話です。
意思決定者だけにフォーカスしない
昔、企業向けに、保険ではない高額製品のセールスをしていたときに学んだことは
「意思決定者だけ」にフォーカスするのではなく、
「意思決定者を含む、意思決定に影響を与える全ての役割」にフォーカスする、
ということでした。
意思決定にかかわる6つの役割とは?
◎メリットを受ける役割
【A】欲しい人
商品を手にいれることで、課題が解決される人
【B】つかう人
商品を受け取り、商品を使う人
◎購買プロセスに登場する役割
【C】チェックする人
信頼性や合理性について考え、意見をする人
【D】アドバイスする人
見識をうかがわせる意見や主張をする人
【E】決める人(意思決定者)
商品購入にあたり、最終的な判断を下す人
【F】お金を払う人
商品購入にあたり、お金を払う人
営業先が小さな企業だと、上記C(アドバイザー)を除く、すべての役割が、目の前の商談相手が担っていることが多い。
営業先が大きな企業だと上記A〜Fの役割を、それぞれ異なる人物が担っていることが多く、商談がうまくすすまない理由は、実は、商談に姿を現さない、意思決定者ではない周辺人物の影響が大きかった、ということがよくありました。
どこから反対意見が出ているのか?
保険の話で、初回面談で不在だったご主人様の影響で「商談が前に進まない」というケースがあると思います。
このケースにおいて
ご主人様は
・どの役割から反対してきそうか?
・どの役割から反対しているのか?
ということが把握できると、効果的なアクションができるかもしれません。
意味を感じているが、メリットを感じていない
【A】欲しい人
【B】つかう人
<課題>
ご主人様は、意味を感じているが、メリットを感じていない
<対策>
意味だけでなく、メリットを感じてもらう
ご主人様が「つかう人」になる話を全体の話の中の一つに入れてみる。
※購買プロセスに参加するだけの役目ではないと感じてもらう
とりあえず自分で調べてみたい
【C】チェックする人
<課題>
ご主人様は、とりあえず自分で調べてみたい
<対策>
自分が調べる前に、答えをもっていそうだと感じてもらう
少なくとも、現在加入の保険と同じ保障内容で、安い保険がある可能性が非常に高いことを伝える。
※次回面談に参加してみて、損はなさそうだと感じてもらう
専門家の話を聞いてみたい
【D】アドバイスする人
<課題>
ご主人様は、他の人の意見を聞いてみたい
<対策>
「お金に関する相談相手としてこの人はよさそうだ」と感じてもらう。
※営業マンではなく、専門家としての印象付けをする。
商談がうまくすすまない原因を無くしていきましょう!
「商品を買ってもらえない理由」ではなく
「商談がうまくすすまない原因」に対する対策として、
今回ご紹介をしました、「意思決定にかかわる6つの役割」
ぜひ、ご参考にいただければ幸いです。
<執筆:セールスプリンシプル編集部>
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